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  1. ドーパミン第四受容体の働きと好奇心の強さの関係

    さて、セロトニンやドーパミンなどの分泌量の相違が、その人の性格を左右する可能性について述べた。 で、それらの神経伝達物質の分泌、産出の個人差は、純粋に生理学の問題だ。肌の色の個人差は、心がけや体験によらないのと同じ。

  2. 個人差の出現する仕組み、脳内神経伝達物質

    個人差というテーマは、心理学では長い間研究されてきたテーマだ。古くは20世紀の初め頃、フランスのビネー(知能検査の創始者)などが、個人差の測定に関する研究などで取り上げている。かなり専門的な議論になるんだが、お許しあれ。専門的な話をしないと、この点をきちんと説明できないんだ。

  3. 個人差と学習効果の関係、英語の学習効果も個人差が大きい

    前回は、「操作」という発達の理論に基づいて、教育効果の限界を話した。このことは英語の指導においても同様なんだな。文の決まりを理解するには、やはり形式的操作期に入っていないとだめなんだ。文法を意識的に用い、現実の多様な英文をその構造に従って取り扱う能力は、形式的操作期でないとダメなのではないかと思う。

  4. 塾で伸びる子、伸びない子の違いは知的発達の時期の違い

    前回、小学生と中学生の頭の働きが切り替わるという話を書いた。 ここですごく大切なことなんだが、この頭の働きの切り替わりは、教育ではどうにもならないと言うことなんだ。 ピアジェによれば、このような頭の働きの切り替わりは、「均衡化」と呼ばれる、心内での自発的な過程によって生じると言う。

  5. 塾に行っても成績は伸びない?

    塾に行っても成績は伸びないという話の続き。少し、専門的な話をする。 筆者の専門分野の研究者に、スイスの心理学者ピアジェがいる。20世紀を代表する学者だ。心理学者と紹介したが、正式には哲学者、数学者、生物学者と言う方が正しい。あるいは認識論学者...かな。

  6. 詰め込みの勉強では、一時的に成績は上がるけど

    さて、そろそろ「塾に行っても成績は上がらない」という主張を展開しよう。 まず、一過性ということを取り上げる。 もう、これを見ただけで内容が分かってしまうね。 そうなんです。塾に行って成績が上がっても、それが一過性なんだなぁ。つまり、その成績の良さがそのまま続かないんだ。

  7. 塾で成績を上げる。詰め込みでもうまくやれば上がる

    塾に行ったら成績が上がるか。 前回、「分からせてあげれば、成績は上がる」という話をした。今回は、それとは違う成績の上げ方がある。それを説明しよう。 今度は英語の話。 筆者のやっていた塾で、ある年、実験的に小学校6年生で英検5級、中学1年生で4級、3年生で3級を目標にして指導してみた。

  8. 日本語を通さずにイメージを直接英語にしないといけない

    「英語を話す」ということについてだけれど、実は、ほとんどの人が考えてもいないことが一つある。 英語を話すためには、日本語を考えてはいけない...と言うことだ。日本人の英語会話の練習で、間違っているのは、言いたいことを、まず日本語で考えてそれを英語に「翻訳」して英語を話す練習をしていることだ。

  9. 時期が来ると、それまで分からなかったことがぱっと分かる。

    学力は上がらない。いや、なかなか上がらない。例外はあるけれど一般にはなかなか上がらない。 でも、上がる例もある...ということを、前回は「レディネス」、「成熟」という言葉で説明した。今回は、具体例を上げて考えてみよう。 子どもが学校で英語を学ぶ。

  10. 限られた時間、回数で行われる教育は効果が少ない

    さて、塾に行って成績が上がった人の話。 たいていの人が、塾で特訓受けてもさほど成績が上がらないという事実...私は、大学で教員をやりながら塾のようなものをやっていたのでそのことはよく分かる。 「塾のようなもの」とわざわざ書いたのには理由がある。

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