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グラマティカルアプローチの問題と対策

基本的な文型、それも重要で役立つ文型を徹底して習得し、それを使って英会話ができるようになる。

このASET Schoolの考え方は有効だと思う。初心者、特に入門レベルの人の場合は、英語の文の作り方が分かるために、上達が早いと考えている。

ただし、この方式には問題もある。それは、英語は数学と違って、状況に応じて変化するということだ。公式に当てはめれば間違いなく正解が出る数学と異なり、文法の決まりに従って単語を当てはめれば正しい英文ができるわけではない...と言うことだ。

このことは、前にも一度触れたが、以下でもう一回取り上げてみよう。

「助動詞を使った文の疑問文は、助動詞を主語の前に置く」という英文の決まり=文法規則がある。たいていは、これは役立つ。

  ”You can swim in the sea.”      あなたは、海で泳ぐことができます。     

この文の疑問文は、

  ”Can you swim in the sea?”      あなたは、海で泳ぐことができますか。

これは、正しい。おお、文法は使えるではないか... ところが、世の中、そう簡単には行かない。例外があるのだ。

  ”You will play tennis with my younger brother.”   あなたは、私の弟とテニスをするでしょう。

これを疑問文にする。

  ”Will you play tennis with my younger brother?”   あなたは、私の弟とテニスをするでしょうか....

とはならないのだよ。この文は、「あなたは、私の弟とテニスをしてくれますか」と言う意味になってしまう。

この辺りが文法中心の英会話学習の欠点だ。

では、どうするか。それは、もう個々に覚えて行くしかない。つまり、そういった慣用的な表現は、「理解する」のではなく、「覚える」ことにするしかない。

つまり、文法的な内容以外に、そういった慣用表現的なものも、覚えることにする。そうすることで、実践的な英語会話、実際に役立つ英語会話ができるようになると筆者は考えている。

中心は、あくまでも文の作り方の決まりを「身につける」ことなんだ。

なお、付け加えておくと、文の決まりを身につけるというのは、学校の勉強みたいに「一般動詞の疑問文では、主語の前にDoやDoesを置く」などと言葉で覚えるのではなく、文の決まりが頭に入り、何かを言いたいときに、単語を並べるときに、その文の決まりが語順を整えてくれ、英語の文にしてくれるようにする...というのが筆者の考えだ。

ま、それを実現するには、まだまだ教材の開発が必要だけれどね。

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