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超初心者、中学生の英会話(1) 最初の一歩の英会話

日本人初心者の指導の難しさを述べてきた。 うん、英会話に限らず初心者の指導は難しい。

初心者の中でも、特に「超」のつく初心者(20年以上も英語にまったく触れていなかったような方とか中学1年生など)の指導はさらに難しい。テニスや将棋などで...ラケットの振り方から、駒の動かし方のルールから教えなければならないのと似ている。とにかく、最初の最初の一歩から指導しなければならないのだから。

ちょっと余談。

将棋に「二歩の禁止」と言うルールがある。言葉だけの説明では難しいけれど、「同じ列に、『歩』を2枚打ってはいけない」と言うルールだ。簡単なルールに思えるし、実際目の前に将棋の盤があれば簡単に分かるルールだ。ただし、ここにもういくつかの関連する知識が必要になる。(将棋に関心のない方、ごめんなさい。ほんのちょっとだけ将棋の話をします)

まず、「歩」という駒の動き方と性質だ。「歩」というのは、「歩兵」(将棋では「ふひょう」と読む)のことだ。最前面に立って敵陣に突っ込んでいく。ただし、「歩」=「歩く」という言葉で分かるように、一回の動きは前に一つ進むだけだ。後戻りもできない。ところが敵陣に入ると(相手側の三行内)、歩兵は裏返しになって(これを「成る」と呼ぶ)、斜め後ろを除く全方向に動くことができるようになる...えらく出世するわけだ。(まったく知らない方には、何だか分かりにくいでしょうね。ちなみに、「成金」という言葉はここから来ている。前に一歩しか進めなかったのが、前後・左右・斜め前と、自在に動く強い駒になる)

で、この歩が「成る」前には、同じ列に二枚ならべてはいけない...と言うのが「二歩の禁止」というルール。

余談が長引いたけれど、上の例から超初心者、中学生に英会話を教える難しさが分かっていただけると思う。「二歩の禁止」というルール一つの裏に、将棋のさまざまな知識「駒の動き」とか、「敵陣」、「成る」、「筋(列)」、「駒を打つ」、「駒打ちのルール」...などがあるのだ。これを大体知った上でないと、「二歩の禁止」ルールの使い方が理解出来ない。

超初心者、中学生は、「二歩の禁止」すら知らないような状態なのだ。例を挙げよう。

You go to school every day. 「あなたは毎日学校に行きます」....この疑問文は?

Do you go to school every day? ...で、否定文は?

You don’t go to school every day. ...良く出来ました。

ところがだね。主語がhe, sheになったらこの文は微妙に変化していくのだよ。ま、たいていの方はお分かりになると思うが

He goes to school every day... と言うように、go → goesとなる。同様に、do → doesになる。

中学1年生でも勉強初めて2,3ヶ月すればこのルールは覚えるし、中学校・高等学校と6年間も英語を勉強するのだから、卒業後20年以上経っても覚えている方は多いと思う。しかし、これだけなら話は簡単だけれど、それが次のようになると...

(   ) your brother go to school every day?

(   ) he and she go to school every day?

( )の中に do が入るか、does が入るか分かりますか。中学1年生や、大人でも20年以上も英語に触れていない方は、ちょっと混乱するだろう。

「こんなに易しいのに」と思われる方もいるだろうが、これが中学生、超入門レベルの方の直面する困難なんだよなぁ。

次回、もっと詳しく。

 

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