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初心者の指導はとても難しい。それが分かっていない先生が多い

初心者英会話の指導が難しい理由について、もう少し考えてみよう。

「教える」ということ。

人は誰でも「教える」という行動をしている。「駅に行くにはどう行ったら良いですか」と聞かれると、「この道をこう行って」とか「教える」「この機械の使い方が分からない」と聞かれると、「これは、ここを最初に引っ張って、このボタンを押して...」と「教える」

ま、こんなことなら大したことことはない。それこそ誰にでもできる。問題は、もっと広く深い内容を教えるときなんだ。学校教育を考えたらよく分かるね。つまり、一定の教育内容を一通り全部教えるとなると...誰にでもできる仕事ではなくなる。その専門家である学校の教員でないとだめだ。ま、学校の先生もさまざまで、カリスマ的な先生もいらっしゃるが、実に下手な先生もいらっしゃるの。教員だったら専門家とは一概には言えないが。

(学習塾では学生アルバイトが「教員」として働いているけれど...経験の長い本職の教員から見れば...???と言うレベルだ。たまに、教員の才能のある学生がいて、なかなかうまい指導をすることはある)

英会話だって、「その言い方は変だよ」とか「こういう時にはこういうんだよ」、「こんな言葉があるんだよ」程度なら簡単だ。

ところが...これが、ちょこちょこっと教えるのではなく、長い時間かけて、英会話力を「育てる」ことになると話しは違ってくる。(意識されていない方が多いだろうが、「教育」という字には「育てる」という言葉が含まれる)

まず、その育てる対象について理解していなければならない。このことは特に初心者英会話で特に重要だ。特に、日本人初心者の指導では、日本人初心者の特徴を知っていなければならない。

英会話の初心者は、英語についてほとんど知らない...はずなんだが、前に触れたように、日本人の場合はほとんどの人が6年間の英語教育を受けているから、まったく知らないわけではなく、まだら模様に知っている。だから、つい、「あ、知ってるじゃない」と考えて、難しい言葉を使ったり、難しい内容の質問をしたりする教員が多い。

そうじゃないんだな。彼らは、ちょこちょこっと知っているだけで、それだけは言えるけれど、それ以外の「言いたいこと」を言う力はない。それが「日本人英会話初心者」の特色だ。「知っているけれど、口に出てこない」のだ。

だから、初心者に英会話を教える教員は、まず、日本人の英会話初心者がどの程度、どのくらい言葉が分かるか、話せるか判断しなければならない。ASET でも、新人の研修でそのことを徹底的に指導しておく(代表の私が個人的に一人一人、具体的場面を元に指導する...それでも、なかなか理解してもらえないけど)

この辺りの研修は、どの英会話学校もほとんどやっていない。だって、英会話学校を運営している人たちのほとんどが「教育の初心者」なんだから。「オンライン英会話」を「ビジネス」としてやっているだけで、教員としての資格も経験も無い人が運営しているところがほとんど。(いや、たまに、現役の教員を辞めた後英会話スクールを始めた人もいる。ぺーバーだけど教員資格のある人もいる...けどね)

教育のプロとして言わせてもらうと、教育は甘くないよ。「これはこうだよ」、「あれはああだよ」って言葉で教えれて終わりというものじゃない。受講生の特徴を良く理解し、それに合わせて指導を変えて行くことが必要なんだ。

特に初心者会話の場合はそれが重要だ。

豆腐でたとえてみよう。みなさん、豆腐をつかんで持ち上げることができますか。柔らかい絹ごし豆腐を。手のひらに乗せるのではなく、上からつかむんです。やってみれば分かるが小さな豆腐ならともかく、「一丁」という大きなサイズのものは極めて難しい。

その豆腐を凍らせて作る、凍り豆腐(高野豆腐)だったらどうですか。そちらなら簡単でしょう。誰にでもできますねぇ。

英会話の初心者は、絹ごし豆腐のようなものなんだな。うまーく教えないとすぐ崩れてしまう。英会話が嫌になってしまう。
そこが難しいのだよ。

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