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文章の記憶と決まりの記憶は違う

英会話初心者の指導で、片っ端から文を覚えていくというのは状況によっては有益な方法だ。つまり、朝から晩まで英語が聞こえ、英語で話して生活すると言う環境なら、役立つ表現を次々と覚えていく方法で構わない。 すぐその場で使うこともできるし時々でも使う機会があり、次第に頭の中に蓄積されていく。そして、ここが重要だが、次第に英語の決まりを習得していく。

ところがだね。日本の国内で生活する場合そんな機会はない。朝から英語が聞こえ、英語を使わないと生活できない...なんて環境はあり得ない。朝から日本語が聞こえ日本語で用が足りてしまう。そんな社会の中で、30分とか1時間英語の文を聞いて覚えて...なんて方法はあまり意味がない。何しろ使わないのだから、次の日には頭の中から消えている。

ちょっと話しは変わって記憶の話...え、英会話初心者の話じゃないの? ええ、そうなんですけれど、上の話と関係があるのでね。ちょこっと寄り道。

人間の記憶は実はいい加減だ。出来事や画像など、細かいところを覚えていないし、前後のつながりも曖昧だ。言葉の記憶は例外で結構覚えているのだが、長い文の記憶になると...古典の暗記、あるいは、お経みたいに何回も繰り返さないと覚えられない。

「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色...」とか、何回も何回も繰り返して覚えた記憶はありませんか。 そう、完全暗記するまで繰り返せば、それは正確に覚えます。

ただ、そういった練習でもしない限り、普通はなかなか覚えない。人間の頭はそう簡単には何でも記憶するようには作られていないんだね。コンピュータと違うんだ。(コンピュータは、一回の入陸で確実に記憶され、しかも、正確に長期に保存される)

ところが、こういった文章なんかの暗記とは違う記憶がある。それが「決まり」の記憶だ。「記憶」という言葉に引っかかる人もいると思うが一応そう言っておこう。

I am a student. と言う文で考えてみよう。

この文は、”I” を “he” や “she” に変えれば、「彼」や「彼女」のことになる。”student” を ”teacher” や “driver” などに換えれば、「先生」、「運転手」などの意味になる....

そうなんです。実際の英文理解、英語での表現などの裏に、実はこの規則が隠されているのです。それが、その人の話す文を正確に相手に伝わるようにコントロールしていて、同時にさまざまな表現の変形を生み出しているんです。

で、この決まりの記憶は、決まり文句の記憶と異なり、なかなか忘れないことは分かっている。

これを初心者に指導すると進歩が早いと思うんだ。それが現在ASET School で実施し、さらに有効にしようと努力していることだ。だから、ASET School は、他のオンライン英会話スクールとは違う、「まともな」英会話スクールなんだ...と威張っても、客が来なければ...生活出来ないしなぁ。 大手の宣伝力に負けてるし... (^_^;   ま、教育と言っても、「経営」とか「運営費」などがからむと、教育的視点からだけでは継続が難しい...けど、ASET School は、それを目指している。 

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