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日本人の英会話初心者の特徴、メリットとデメリット

英会話の初心者は、他のさまざまな分野の初心者とは違うと言う話しの続き。

他の初心者は、本当に初心者。何にも知識や技術などが頭や身体に入ってきていないという状態。新鮮だし、何でも覚えようとする。
英会話の初心者はそうではない。「英語」そのものはすでに知っている。単語や文法なども知っている。ただ、「忘れた」だけで、一度は経験している。

ちょっと脇道にそれるけれど、現代の心理学、脳科学の明らかにしたところでは、我々が「忘れた」という知識やイメージなど、実は「完全に消え去った」わけではなく、「思い出す手がかりがなくなった」だけらしいのだ。知識やイメージそのものは、薄れたり、部分があちこち不確かになったり、変形したりしていても、何らかの形で残っている...とされる。 もちろん、完全に消えたものもあるらしいけれどね。

だから、英語の場合も同じだ。英単語など、完全に消え去ったものもあるだろうけれど、思い出せないだけで頭に残っている知識はあるはずだ。

この辺りが他の初心者と全く違うわけだ。既に知識のある初心者...何だかへんてこりんだけれどそんな感じが、「英会話の初心者」なんだな。

そのほかにも他の初心者と異なる点がいくつもある。たとえば、「新鮮みがない」という点。英語そのものは6年間も勉強したわけだから、すでにたっぷり経験している。英語の単語だって何となく読めるし、This is a pen. くらいだったら、ほとんどの日本人が読めて意味が分かる。 だから、「英会話」の勉強にも、他の分野ほどの新鮮みはない。モチベーションも湧きにくい。

また、「嫌な経験」もたっぷりしている。「試験で点が悪かった」とか、「友だちに負けた」とか、「難しい文を読まされた」などなど...この辺りも他の分野の初心者とは違うね。

その他にもあるよ。昨今は「英会話」の授業も多くの学校段階で取り上げられている。その経験も影響する。つまり、「外人の先生に当てられたけれど、答えられなかった」、「英会話は自分には無理」などと言った記憶もある。ま、学校の英会話のように大人数でやれば、しゃべる機会も少ないし、当てられてもうまく答えられないことは多いから、嫌な思いが多いとしてもしかたない。

逆に「自分は結構しゃべれた」という人もいて、そう言う人の場合は「面白かった」となる。

「英会話の初心者」は、このようにいろいろな意味で他の初心者とは違っている。このことを念頭に置いて英会話を指導する必要があるんだけどなぁ。外人の講師には分かっていない人がほとんど。

日本で英語の先生をするからには、この辺りをしっかり理解してからやって欲しいよね。

次は、「では、どういう風に英会話初心者を指導するか」ということを考えてみよう。

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