ブログ

日本の中学校での英語教育の実際、理解して覚えて

筆者は心理学、それも教育心理学、発達心理学と言った辺りが専攻なので、子どもの学習の特性、知的な発達の特性 (などなどと言えば小難しく聞こえるけれど、よーするに、「どうしたら学力が上がるかな?」とか、「何で、この子はこの問題がわかんないんだろう」と言うこと)について研究してきた。

その一環として、学習塾を運営していたことがある。と言っても、半分は研究、半分その実践という「実験指導教室」だ。(研究を中心にしたら子どもは集められないので、「塾」にしてあった。つまり、学校の授業の理解をすすめるための補習指導をする教室)

そこで、子どもたちを通して、学校の実際の授業の実態についていろいろなことを経験した。

一般の公立中学校で行われていることは、とにかく、教科書に書いてあることを理解し覚えることだ。もちろん、それをどのように子どもの指導するかは先生によって若干異なるけれど、いろいろな子どもたちがいるし、短い時間にいろいろ内容を教えなければならないので、どうしても説明が多くなる。

また、覚えることも多いのだけれど、生徒にとっては外国語なんてなじみが無いから覚えにくい。テストでもやって圧力をかけないと、単語などなかなか覚えられない。勢い、小テストが増えたり、宿題が増えたりする。

また、英語で話す機会なんてないから、話すこととか、文章を作らせるなんてことは少なく、聞くこと、読むことに力が注がれる。ま、会話を意識した文部科学省の指導があったりするので、「リスニング」もそこそこやるけれど、「話すこと」などはまったくない。

中間テストがあるたびに、教わった知識が試されるわけだから、生徒は教科書に書かれてあることを何とかして覚えようとする。

ここがそもそもの問題なのだ。「教科書」の「理解」と「暗記」中心の学校教育がね。

特に、「理解」という考え方が問題だ。そもそも、英語を使ってコミュニケーションするには「理解」だけでは不十分だ。英語の仕組みを理解する、つまり、「be動詞の疑問文は...」と理解することよりも、どちらかと言えば「習熟」すること、つまり、”He” だったら “run” に-s を自然につける...と言った習熟が必要だ。

日本に来る外国人の話を何回か取り上げたけれど、彼らは、「日本語はこうなってああなって」ということを理解しようとはしない。覚えた日本語を使うんだ。習ったらすぐにね。そうやって、次第に日本語に「習熟していく」

これが、本来の「コミュニケーション」としての語学の学び方だと思うのだが....日本の学校教育は全く違うやり方をしている。

そうは言ったけれど、筆者も、日本に来る外国人の日本語習得の方法を学校教育に導入すれば良いとまでは考えていない。その方法は、確かに正しいのだけれど、日本人のおかれている環境では効果が無いんだ。それは、また後で詳しく述べる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

体験レッスン開講中

さっそく試してみる

お問い合わせ

無料体験レッスンやご不明な点など、お気軽にお問い合わせください!

ページ上部へ戻る