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学校現場にオンライン英会話を導入すると...

教員が英語を話せないこの国で、中学校や高等学校に実践的な英会話を指導しようと思えば...とてもとても大変だ。だったら、オンラインレッスンを学校に導入したら良いじゃないか。費用は安いし、先生方の労働時間が多くなるわけではない...と言いたくなる。実は、筆者もそれを考えてオンライン英会話スクールを始めたのだ。(この辺りの事情は、当スクールのサイトに記載してある)

オンライン英会話スクールを始めて5年が過ぎた。中学校に導入できそうなシステムはできてきた。教材も、現在改訂中のやつはまあまあできが良い。完成は16年の春になると思うけれど、これならば中学校に導入しても何とかなりそうなレベルになってきた。(本職として、実践現場で教えてきた経験から言えば、それでもまだまだ改良の余地はあるけどね)

ところがところがだよ。とても大きな障害があることが分かってきた。それは、肝心の英会話指導教員の問題だ。

フィリピン人教員は(フィリピン人に限らず欧米のネイティブ教員も)、幼い頃から英語を話している。テレビでも英語の放送が溢れ、街にも英語の表示が満ちている。だから、日本人にとって何が易しい英語か、難しい英語か分からない。これは、次の例を見てもらえば想像がつくと思う。

「私の名前はヤマダタロウです」
「あなたは朝ご飯を食べます」

こんな日本語を学んでいる外国人がいたとしよう。この外国人がレッスンを始める。「こんにちは」、「コンニチハ」、「良い天気ですね」、「ハイ、トテモイイテンキデス」と、ここまでは定型的な会話だ。

で、この外国人の人に「もう、朝ご飯は食べてしまいましたか」と聞いたとしよう。さて、どうなるだろう。日本語を勉強し始めたばかの外国人には理解できないのではないだろうか。

どこが難しいか分かりますか。ここで出てくる単語は知っているとしましょう。さて、どこでしょう。

難しいポイントは「~しまいました」のところだ。これは、完了形なんだ。「します」という現在形しか知らないと「しまいました」と言う完了形は分からない。しかも、それが疑問文になっているのだから。さらに分かりづらい。「これからご飯を食べるのですか」(未来型)になると、もうたいていの外国人には分からないと思う。(そんな経験がないので断言できないが)

あまりピンと来ない人が多いかも知れない。日本人には「食べる」、「食べてしまう」の違いなんて些細なことだから、外国人には分かるだろうと思ってしまう...と筆者は思う。でも、「食べます」しか知らない外国人にはこれは分かりにくい。

これをフィリピン人の教員はやってしまう。中学1年生、まだ、”You have a break fast.” を学んでいる段階の受講生に、”Have you had a breakfast?” とやる。中学生は、「え?」と考え込んでしまう。朝ご飯のことだろうけれど、何を聞いてるんだろう。何と答えたら良いのだろうか。

これが、中学校にオンライン英会話を持ち込むときの大きな問題なんだな。つまり、日本人の中学生の学習レベルがよく分からないから、知らない言葉、文型で話しかけてしまう。これは、中学生にとって苦痛だろう。「あ、英語はわかんない」、「外人の先生と話すのは怖い」という気持ちを植え付けてしまう。

では、その辺り、フィリピン人の教員に徹底して教え込んだらどうだろう...やってみたんだ。実は。その結果はどうだったか...

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