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初心者英会話: オンライン初心者英会話の「分かったふり」

英語を結構知っているのに、英会話がほとんどできない日本人。

こう言ったややこし日本人を扱うのに外国人の先生はとても苦労する。ちょこちょこと英語を話すし、文法を結構知っている。
たとえば、

“Where did you go yesterday?” などと聞くと、ちゃんと “I went to the library.”などと答える。”I go to the library”と答える人もいるかもしれないけれど、多くの人が “I went … “と、ちゃんと過去形で答える。おお、結構知っているじゃないか。

そんなの簡単だから誰でも知っている...と思う方は次の文を考えて見て下さい。

“Où êtes-vous allé?” に対して、”Je allé au bibliothèque. と答えた。このやりとりは正しいですか?

やったことのない人にはちんぷんかんぷんだろうが、ほんのちょっとフランス語をやった「初心者」だったら...「うーん、どうなんだろう、allé は、確か元の形がallerだから...正しいかも」と混乱するだろう。でも、これは間違い。この答えは、”Je allé” ではなく”Je suis allé”にしなければならない。(フランス語文法の「複合過去形」)この辺りまで、すらっと言える人は、まあ、初心者とは言えない...かな

たとえがあまり良くなかったけれど、過去形、現在形、未来形などの変化などがよく分かる人は、それは初心者とは言えない...と言いたかったわけだ。それが日本人。時制(現在形、過去形、未来形)なども良く知っていて、ごく簡単な文なら「正しい英語」を話すのだ。

そこで、オンライン英会話の先生たちが勘違いする。先の”Where …” と言う疑問文に正しく答えられるだから、結構できるに違いない...と。

それに輪をかけるのが、日本人が良くやる「分かったふり」だ。

“It is worthwhile for you to go abroad ..” と言う文を聞いた時に、一瞬「え、wort…とか聞こえたけれど...何だろう」とか考えているときに、先生が”Ok?”と言った。「うーん、よくわかんないけれど...」と思いつつ、”Ok.”と答えてしまう。

これが分かったふりだ。分かっていないのだけれど...「今、何て言ったのですか」と聞き返すのは恥ずかしいとか、先生が一生懸命やっているのだから、分からなかったら申し訳ない...などと考えて”Ok.” とか “Yes.” とか、ついには、”Oh. I see.”などとやってしまう。

この気持ちは、たいていの日本人がもつ気持ちだ。日本人は、自分が間違えたり分からなかったりすることが恥ずかしいとか、相手に嫌な思いをさせたなくいと言う気持ちが強くて、ついつい相手に迎合してしまうのだ。これは、日本人の悪い癖でもあるし、良い癖でもある。(良い癖...変な言い方だけれど、迎合が多いと対立や議論が少なく、みんなで話を合わせやすい。平和に社会生活を送るには...良い面もある...と言う意味)

これも外国人の先生には困る。多少英語を知っていて、しかも分かったふりをされると...先生は、生徒が自分のレッスンを良く分かっているものとしてどんどん先へ進めてしまう。

ASET School では、筆者が受講生さんの記録を時々チェックして、レッスンの進度を確認している。その中で、「この方は入門レベルから始めたし、英会話の経験が浅いから、この指導や教材では難しいな」と考え、教員に注意する。「この生徒さんは、この教材や指導では難しいから、もっと易しい内容でやって下さい」

とすると、先生が言うんだ。「いえ、そんなことはありません。○○さんは、だいたい正しく答えるし、『分かった?』と聞くと、『分かりました』と答えます」と言う。筆者がいくら説明しても、先生たちには、日本人のほとんどが「英語をよく知っているけれど、英会話の初心者なのだ」と言うこと、分かっていなくても「分かりません」と言わないことが納得できない。

日本人のこの特性、「英語をよく知っている英会話の初心者」ということ、「分かったふり」。これ、本当に困る。教員に納得させるのがとても難しいのだ。

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