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初心者の英会話:文法記憶のプライミング?

条件づけ学習による英会話の限界...と言うと、その推進者の方々には大変失礼なんだが...単純に条件付けで英語学習を重ねて、いろいろな表現を覚えていくだけでは英語の知識全体が身につく...とは言えないのではないかと筆者は思う。

もっとも重要な問題は、家を建てる時に、土台や柱、棟、屋根などができていない段階で、飾り窓やシャンデリア、掛け軸など持ってきても、それを取り付ける場所がないから役立たないということだ。英会話で言えば、「買い物の場面」だの、「乗り物の乗り方」とか言ったもの、あるいは「役立つ表現」、「通じる表現」などの部品だけをどんどん持ってきても、骨組みがなければ定着しないし、結果的に使えないということだ。

いや、ある程度全体が分かっている場合には、そういった部品は役立つんだ。つまり、すでに家がある。そこで、窓をもっとかっこいいものにしたいとか、ドアが無いところにドアをつける...そういう感じで一部を強化する、あるいは改善する、付け加えるなどは可能だ。

同様に、基本的な英語の構造の知識がある場合は、「場面会話」も、「役立つ表現」も、「通じる英会話」も役立つ。 と言うか、絶対に必要だ。

筆者は「条件付け学習」を否定しているわけではない。ただ、入門レベル、初心者レベルで英会話では、場面会話や役立つ表現をどんどん教える方法は有効ではない...それは、骨組みができていない家に飾り窓やシャンデリアを取り付けようとするものだと言っているだけだ。

英語も同じだ、まず全体の枠組みを作ることだ必要だ。初心者には、全体の枠組み=文法を習得する方法が効率的な英会話学習法だと考えている。

ただし、筆者の言う文法は、あくまでも「英語を使う」ための文法であり、英文の本当の基礎が分かる程度の文法のことを指す。この点はきちんと確認しておきたい。

一般に「文法」と言うと、「that節の中のshouldは、こう言う意味で...うんたらかんたら」というイメージを持つことが多い。これは、大学受験対策の文法であり、会話にはほとんど役立たない。いや、役立つ面もあるのだが、それを意識して使うのは難しい。

で、その文法をどう教えるか...そこがキーポイントになる。紙の上や黒板で説明するような学習法では、英会話には...ま、つながらないことは無いけれど、面白くもないし、実用的でもない。

その辺りに、プライミングを引き起こす脳の働き...を応用...できればな~ ...と言うのが筆者の夢想だ。

余談だが、乳幼児が最初に獲得するのがプライミング記憶だ...と言う仮説がある。その仮説をきちんと検討した論文があれば是非読んでみたいと思うが、見当たらない...どなたかご存じの方がいらっしゃったら、スクール宛メールで教えていただければ嬉しいです。

ともあれ、文法の知識は英会話を話す時に入ってきた言葉や思い起こした単語によって活性化され(ここがプライミング)英文を構成する枠組みとして働くのではないか...この仮説、まったく根拠はありません。ただの推測です... スミマセン m_ _m

また、プライミングを引き起こす文法の知識を形成するにはどうしたら良いか...この辺りもまだ筆者にはあまり分かっていない、その中で、これはどうだろう、あれはどうだろう試行錯誤している段階。 お恥ずかしいけれど。

(この分野の研究職の方、このブログは、この分野の研究者の端くれではあるけれど、本当の認知心理学プロパーではない筆者の、無責任な独り言なので、解釈の違いや発想の飛躍があっても、笑って見逃して下さいね)

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