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英語のシャワーで英語を話せるようになるための条件

文法の話をしてきた。これは、いくらでも続きを書けるのだけれどきりがないからこの辺りでや辞めて、もう少し初心者英会話の指導の具体的な話に入ろう。

英語の勉強法で、「ひたすら英語のシャワーを浴びせる」という方法があるらしい。「らしい」と書いたのは、そんな話を聞いたことがあると言うだけで確認したわけではないからだ。 でも、何となく分かる。どんどこ英文を聞かせれば、次第に覚えるものが増えていくし、その内、大体の決まりが分かってくるだろう。

それが、赤ちゃんや子どもが言葉を覚えていく道筋だ。それだから、この方法が一番正しいやり方だと主張する人がいる。

残念ながらこれはあまりうまいやり方ではない。効果が無いわけではないが、効率が極めて悪い。

確かに子どもたちは、こうやって言葉を学んでいく。しかも、そうやって5年も経てばほぼ完全な言葉話すようになる。ただし、この方法は、次のような条件下で初めて可能になるのだ。

まず、環境ということを考えなければならない。この点は、最初の方でも少し述べた。ここで言う「環境」というのは子どもが育つ言語環境だ。日本の赤ちゃんのおかれた言語環境を考えれば容易に想像がつく。赤ちゃんの周りは日本語だらけだ。親が日本語で話しかけ、日本語のテレビ放送が流れ、外に出れば日本語の看板であふれている。話す言葉は日本語でなければ通じない。

こんな環境でなければ、自然に言葉を覚えることは困難だ。一日1時間くらい英語のテープを聴いたり、ラジオでニュースを聞いたりするくらいでは、とてもとても時間が少ない。 効果がゼロとは言わない。ちょこちょこと言葉は覚えるだろうし、何となく分かることも増えるだろう...けど...だ。まったく言語経験が足りないのだよ。

もう一つは、時期の問題だ。このような言葉の言語環境が整っていても、それによって完全な言葉の体系を覚えるられるのは、大体5歳前後までだ。いや、もう少し上まで可能だろう。しかし、それでも、筆者の考えでは12、3歳くらいまでではないだろうか。

このことは、日本に来た大学の外国人留学生を見れば分かる。個人の能力の相違もあるのだけれど、たいていの留学生が、先に述べたような言語環境(環境全部が日本語)にあるにも関わらず、4年間の大学教育が終わった後でも、日本語はやはりおかしいし、たいていは不完全だ。彼らの書いた文は、あちこち間違いが入っているし、話す言葉も、アクセントやイントネーションだけではなく、言葉や文にも間違いが結構入っている

筆者に、米国在住の友人がいる。日本人だ。彼は、高校の頃から英語に関心を持ちラジオ英会話などを勉強していた。その後、アメリカの大学に入り、そこを卒業してアメリカの企業に就職した。そして、40年近く経った今、筆者に言った。「英語は難しいなぁ。なかなか上達しないよ」とね。

もちろん、彼は英語での生活にまったく不自由はないし、ネイティブとぺらぺらとしゃべる。友人の名誉ために付け加えておくと、言語的な能力(日本語だけれど)は、極めて優秀だ。ゲーテ研究で日本の大学で卒業論文を書いてA評価をもらっている。(ちなみに、筆者は認知発達理論について書いて、評価はCだった。 (^-^;

英語をこのような方法で習得することは...日本で生活する日本人にはあまりうまい方法ではないのだよ。

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