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初心者、中学生指導の困難 (5) 単語を覚える

今回の記事は、うーん、最後にがっかりするような結論が出るかも知れないけれど...筆者の正直な考えを述べておこう。単語をどうやって覚えるかという話。

単語の必要性はみなさんよーく分かっていらっしゃると思う。しかし、単語がなかなか頭に入ってくれないのだよ。そのことは、英語学習の先輩達も苦労してきた。

ある英語の学習者が、英語の単語を覚えるために辞書を食べるという方法を実行したそうだ。

「え?辞書なんて食べられるんですか?」 はい、食べられるのです。辞書は紙で出来ているので、一枚ずつ丸めて口に放り込んで、がんばってかみかみ、ごっくんすれば食べられるのです。おいしいかって? 筆者は知りません。やったことがないので。(^-^;

なぜ食べたのか。食べてしまうことで効果があるのか。はい、多少あるんですね。

まず、何よりも、食べてしまえばもう辞書は使えなくなる。だから、食べる前に、「これで、これはもう二度と見られないのだ」と必死になって覚えようと集中力が高まる。(と思う)

次に、食べた単語が消化されて...頭に運ばれて...(そんなことはないだろうけれど)...何となくそんな気がしません? (^-^;

食べてしまうのは極端としても、辞書を丸暗記しようとする人は大勢いるだろう。かくいう筆者も何回もトライした。で、すごく薄い辞書で”A”の項からはじめて...”C”に入る頃であきらめた...

同様に、「○○必出単語集」とか、「例文で覚える英単語」とかいろいろやった。どれも結局中途半端。(意志が弱いのですなぁ)

この方法は大変だけれど効果がない訳ではない。実際、入試の英語の試験ではこの学習法は有効で、がんばった分だけ成績は上がる。

ところが、実は、上のような方法で暗記した単語は、会話ではそれほど役立たないのだ。いや、耳で聞く方、リスニングにはある程度効果がある。そうではなく、言いたいこととして使おうとする時に出て来ないのだ。

つまり、単語集などで覚えた英単語は、英語を「理解」する方向では有効なんだけれど、「表現」する方向では効果が低いのだ。ここが大きなポイントだ。

では、使うための単語はどうやったら覚えられるだろうか。
答えは「自分が言いたいことを表す単語」を「使って覚える」ことだ。

筆者は、連絡や指示、指導などで現地の教員と連絡することが多い。例えば、ある教員に対して受講生さんから「態度が悪い。相手を馬鹿にしたような発言をする」と言う苦情があった。

さて、この事をどう伝えるか。「態度が悪い」は英語で何て言うんだろう。と調べたら”bad attitude”と言う言葉が辞書にあった。”bad”も”attitude”も知っていたが思い出せなかったのだ。同様に「苦情があった」も調べた。
で、現地マネージャーに連絡し、受講生さんから苦情が来ていることを伝えた。”One student made a complaint to Teacher ***. It’s about her bad attitude.”

これで筆者は、”make a complaint”と”bad attitude”が使える単語リストに加えられた。同様にして、”obedient” 「素直な」とか”hire”「雇う」、”fine” 「罰金」、”fire” 「解雇する」など「使う言葉」リストを増やしていった。

これが、「使える英単語」を獲得する一つの有効な方法だと思う。つまり、自分の考えを表わすのに必要な単語を調べて、実際に使ってみるのだ。この繰り返しが一番有効なのだろうと思う。

これを続けていれば、確実に使える単語は増えていく。それだけ表現出来ることも増えていく。

ただ、もうお気づきだろうが、こうやって使える単語を増やすのには時間がかかるんだよなぁ。使える単語リストが増えて英会話力が高まるには...こういう練習を続けながら、2年も3年も、いやいや5年10年とかけないとある程度自由に話せるようにならない。

「3ヶ月でぺらぺら」なんてことは絶対にないのだよ。

あ~あ、がっかりする結論ですなあ。 m(_ _)m

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