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初心者、中学生指導の困難 (2) なぜしゃべれないのか

初心者や中学生の英会話指導の困難については、前回、フィリピンの教員側の問題を取り上げて考察した。

実際問題、フィリピンの教員の問題は、レッスン時の指導テクニックの問題であり、教員を丁寧に訓練すればある程度対処できる問題だ。 ま、その研修も1回や2回、2~3時間やる程度では大した効果はないけれどね。

さて、それとは別に、もう一つ、もっと大きな問題があるのだよ。それは、単語量の絶対的な不足ということだ。

他のスクールでも、日本の英会話の先生たちも言わない(気づかない?)点なのだが、これがとっても大切。

英会話ができない人は、「英語らしい表現」ができないのではなく、「場面に応じた適切な表現を知らない」のでもない。早い話、言いたいことに当てはまる単語、フレーズを知らないのが原因なんだ。

あなたが、フランスでお店に買い物に行ったとしましょう。(実は、これ筆者の経験)
欲しい物は砂糖だ。コーヒーに入れる砂糖が欲しい。そこで、店の人に尋ねることになる。

さて、どうしましょう。「私は***が欲しいのですが」と言う表現は勉強した。それは、”Je voudrais ***, s’il vous plaît.”だ。 よし...これを使って...と。

で、お店に入って、Je voudrais ... Je voudrais ... おおおお、「砂糖」って何だったけ。 ええと sugarじゃないし、shoeでもないし、何だか、「シュ」とか「シィ」とかだった...

とうとう辞書引っ張り出した。ありましたよありました。砂糖は、フランス語ではsucreと言うんだ。で、この発音「シクル」という感じの発音なんだが、その時はその単語知らなかったので、「シュークル」といい加減に発音した。

はい、それでは分かりませんねぇ。店のおじさん、腕くんだり、私の顔を見つめたり...「この日本人、何か欲しいらしいけど…何だよ、早く言え」って感じで。最後に、電気がぱっと点いたような顔をして、”Voila! Monsieur!” 「ほら!あんた」と、キャベツをドーンと、台の上に置いた...

フランス語でキャベツのことを”chou” 「シュー」という感じの発音をする...はい、これですね、日本人の私が発音していたのは。おじさんは、正しく理解したのだ。おぉぉ....

キャベツではコーヒーは飲めませんね。その日はブラックでコーヒーを飲みました。 (^-^;

後ではっと気づいて...紙に書けば良かったのだよ。フランス語の発音は難しいのだから。 (T_T)

ちょっと話が本筋からずれたけれど、要するに、どんなに正しい表現、”Je voudrais ***, s’il vous plaît.”を知っていても、「砂糖」という単語を知らないだけで、その表現は使えない。

逆に言えば、必要な単語を知っていれば、相手に自分の言いたいことが表現出来るということだ。
さっきの例で言えば、”Je voudrais ..”なんぞ知らなくても、”sucre”を知っていて、だいたい正しく発音できれば、確実に分かってもらえる。 日本国内のコンピニに、外国人が入ってきて、「サトウ?」と言えば、店員はほぼ分かってくれる。

ん? 店の店員が、たまたま「佐藤」という名前だったらどうなるかな...ドーデモ良いけれど。

初心者や中学生英会話で、指導していて、あるいは初心者の方がレッスンを受けていて、「英語が話せない!」と、もどかしく感じるのは、実は、初心者や中学生の語彙が少ないからなんだ。

ここのところが初心者英会話、中学生英会話の指導で大きなネックになるんだな。良く、「○○日であなたは英語がぐんぐん...」とか、「50文覚えれば英語は話せる」とか言う宣伝をみるけれど、そんなことはない。 それが今回挙げたフランス語の例だ。

気の利いた、正しいフランス語を100覚えようが、200覚えようが、必要な単語を知らなければフランス語は話せないのだ。

初心者は、実用的な文型、場面に応じた文型を覚えるのもの良いけれど、とにかく単語を覚えること...これが上達の秘訣なのだ。

で、英会話を指導している方から見たら...これは、とっても指導が難しい。単語だけのレッスンなんてできないし、単語だけやっていたら飽きてしまうし...

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