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中学生の英語教育の実際、文部科学省の目標はすばらしい

さて、この稿から、中学生の英会話教育について考えてみることにしよう。

まず、第一回目は、日本の中学校の英語教育の実情から。

日本の学校教育については、文部科学省というお役所が仕切っている。そこで、ちょっと堅苦しいけれど、お役所の考えを見ておこう。まず、中学生の英語教育の目標からだが、次のように書いてある。(文部科学省のホームページ「中学校学習指導要領」より引用)

「外国語を通じて,言語や文化に対する理解を深め,積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り,聞くこと,話すこと,読むこと,書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う」

おお、これはすばらしい。そうなんです。英語教育の目的は「コミュニケーション能力」の育成なのです。ここについては、筆者にもまったく異論はない。英語は、英語という道具を使って「コミュニケーション」するために学ぶものなのだ。

ところで、この目標は、さらに次のような下位の目標に展開される。

(1) 初歩的な英語を聞いて話し手の意向などを理解できるようにする。
(2) 初歩的な英語を用いて自分の考えなどを話すことができるようにする。
(3) 英語を読むことに慣れ親しみ,初歩的な英語を読んで書き手の意向などを理解できるようにする。
(4) 英語で書くことに慣れ親しみ,初歩的な英語を用いて自分の考えなどを書くことができるようにする。

うん、ここも文句はない。まったくその通りだ。皮肉でも何でもなく、筆者はこの目標に賛成する。ここについては、たいていの人は賛成するだろうと思う。社会科のように、「歴史のとらえ方」が異なるので、賛成・反対が表れるということもないだろう。

そして、上記の目標を達成するために、週に3時数(50分授業3回)行うことになっている。実際には、中学校では、いろいろと時間の割り振りを工夫して、週4回とか、英語の授業を増やしている。(これも文部科学省の調査)

これだけのことを読むと...日本の学校教育もなかなか捨てたものではない。こんな授業を中学校で3年間、高等学校で3年間やるのだ。これがきちんと、目標に記載されていることが実施されれば、「英語によるコミュニケーション能力」が育つはずだ。何しろ、6年間、合計600回以上の英語の授業を受けるのだから。

ところが...である。誰でも知っているように、そして、他の国で「ジャパニーズミステリー」と呼ばれているように(いや、本当かどうかは知らないけれど)、この段階が終了した、18歳のみなさんのほとんどが英語が話せないのだよ。

何でだろうなぁ。このことをしばらく考えて、続いて対策を考えることにしよう。

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