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フィリピン人の先生は緩いというが、それは慣習であって

フィリピン人の先生が緩い。オンライン英会話スクールでも先生が時々時間を守らず少し遅れて連絡する...などと、悪口っぽく書いているのだが、では、日本人がみなきちんとしているか...と言うと、必ずしも...だ。

日本人は規律を良く守る。きちんとしている...だろうか。うん、確かにそう言う面はあるとは思う。いくつか例を挙げて考えてみよう。

例1.電車を待つとき、日本人は大体乗車位置に列を作って待っている。この列を乱す人はあまりいない。「決まりは守らなければいけない」と言うわけで、かなりきちんと守っている。
例2.会社の出勤時間、日本人はたいていきちんと出社時間を守っている。と言うよりも、少し早めに来て準備するのが「当たり前」と言うことになっていて、みなさん早めに会社に着く。
例3、会社の備品、会社備え付けのもの、会社に所属しているもの...それが無くなることは少ない。管理がきちんとしているし、持って帰る人がほとんどいないからだ。

うーん。きちんとしてますねぇ。上の例の3つとも、フィリピンでは(と言うか、東南アジア、アフリカ諸国、時にはヨーロッパ諸国でさえ)日本ほどきちんとしていない場合がほとんどだ。

ところがだ。これには訳がある。

例1.電車に乗るときには「並ぶものだ」という意識が広く社会に広がっていて、「みんながやってるんだから」自分だけ列を無視して割り込むと「恥ずかしい」...と言う意識が働く。
例2.タイムカード管理の会社がほとんどだと思う。時間が過ぎれば印字が黒から赤に変わり...赤が続くと...上司から「君は...」となる。
例3.会社の高価なものを持って帰ると...「ぎょーむじょーおーりょーざい」とか何とか、ばれたら大変なことになるし、下手すると懲戒免職。終身雇用の会社から放り出されたら...生きていけない!

このように、日本人がきちんとしているのは、そういった素質を持っているからではない。(いや、正確に言うと日本人がクロニンジャーという心理学者の言う「損害回避」傾向という遺伝子を強く持っていることによるかも知れない)

いずれも「社会ってそんなもんよ」ということでそれに従っているわけだ。ま、小さい頃から親も学校も「決まりを守りなさい」とうるさく言うもんだから心の奥底にしみ込んでいる、と言うか、信じ込んでいる...と言うのが実態に近いかな。

だから、フィリピン人の先生が、オンライン英会話スクールで働くとき、自分の都合でレッスンをスキップしたり、時間に遅れたりするのは...この日本人的な「決まりを守る」という社会習慣、意識があまり強くないことによる。つまり、日本人ほど、小さい頃から「決まりを守る」ようにしつけられていないから...だろうと思う。

だからフィリピン人はダメだということにはならない。前の方で書いたと思うが、そういうルーズなフィリピン人が(フィリピンの皆様、すみません)、シンガポールなど他国で働くと、打って変わったようにきちんと仕事ができるようになる...という事実もあるのだから。

要するに、フィリピン人が緩いのは、フィリピン社会全体が「緩い」ことを当然とするような意識、社会的な雰囲気を持っていると言うことによるのだろう。

であれば、オンライン英会話の先生だって、会社の方針やマネージャーのやり方できちんと働く優良なワーカーになる...だろうと思う。 うーん、どうかな。フィリピン国内では、周り全部がそういう雰囲気なのだから、オンライン英会話の先生たちだけ違う雰囲気に...できるかなぁ。

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