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グラマティカル英会話学習、その基本的考え方

コミュニカティブアプローチは有効だし、ある程度以上のレベルでは、英会話の上達はこの方法がふさわしい。それは疑う余地はない。

しかし、「その方法は初心者には適切ではない」というのが筆者の基本的主張だ。

ただ、実証したわけではない。きちんと、しっかりした結論を得るには、最低で1年以上、コミュニカティブ・グラマティカル、各数十人のグループを2つ作り、週に3回以上、1回1時間以上...と言う大規模な実験研究をいくつか重ねないと確かなことは言えない。たかだか10人くらいを1~2ヶ月間やって、その結果から「ほら、この方法が有効でしょう」などと主張するのは、ちょっと...信頼性の点で問題がある。

筆者の主張は、実証されたわけではない。(実証する気はさらさらない。先に挙げたような大規模な研究はとてもできないから)
しかし、現在までの筆者の体験、それに、数多くの英語会話学習者や多国語習得者の学習の仕方を見ていると、やはり、グラマティカルアプローチが初心者には向くと強く思うのだ。

ただし、グラマティカルアプローチと言っても、「be動詞はam, are, isの三つある」、「過去形はwasとwereになり、未来形はwill + beとなる」などと、言葉ないし、頭で理解することではない。いや、頭で理解することも含まれる。しかし、むしろ、感覚的に習得することなんだ。

たとえば、「彼は、昨日ショッピングに行った」という内容を言いたい。その時、無意識の中に作られている文法的な感覚から「過去形だな」、「一般動詞だな」ということが本当にうっすらと頭の中に浮かび、それに基づいて”Did he go” が頭に浮かび、「買い物に行くは、”go shoppingだ」 と浮かび、「Did he go shopping yesterday?”と言う文が言葉となって出てくる。

と言っても、あまり明確ではないけれど、ちょこちょこ話せる人に聞くと、「完全に覚えている文」+ 「感覚的に、文の決まりに基づいて作り出した文」で話をしていると説明する人が結構いることは、上の考え方を示唆するものだ。

実は、この発言は筆者の体験ともまったく一緒だ。筆者がフィリピンオフィスのマネジメントため連絡するとき、まさにこのような流れで話をしている。筆者は長い間オフィスと連絡しているわけで、マネジメント上決まったセリフをかなり覚えている。「今日は何か問題ある? 誰か休んでいる? レッスンスキップした先生は?」その他、マネジメントに関する定型表現を覚えているので、それでどんどん使って...ちょっと違うことを言わなければならないときには、自然に頭の中で大体の文が組み立てられる。その時、背景的枠組み=文法が働くのだ。

その上で口に出すときに、文法的にチェックを行う。先の文で言えば、一瞬 “Does he…” と言いかけて、すぐに”Did he …”に直す...と言った具合だ。

筆者の強調するグラマティカルアプローチは、こういった「背景的枠組み」を、できるだけ速く作り上げよう。というものだ。中学校や高校で学ぶ文法的学習とは違う。

それがどんなものか...なかなか難しいので詳しくは言わないけれど、以上の考え方は、すでに教材となってレッスンで実施されている。

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