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コミュニカティブアプローチによる英会話学習・再

グラマティカルアプローチ、コミュニカティブアプローチのそれぞれの主張と問題を見てきた。

確かにコミュニカティブアプローチの主張はもっともだ。言葉はコミュニケーションの道具であり、しかも、元々音声言語が中心に発生してきたものだから、具体的場面の音声によるコミュニケーションを通して実際的な会話表現、理解力を伸ばす...というのはわかりやすい主張だ。

ところが、すでに指摘したが、日本の中学生、初心者(ここは、協調しておきたい。初級者から上では、少し事情が異なる)が置かれている環境というのは、その方法があまり有効ではない...と言うのが筆者の主張だ。

言葉を使いこなすには、単に決まった言い方を知っているだけではだめで、基本の英文の仕組み(学校でやるようなきちんとした文法の知識という意味ではない)、「本を買うつもりですか」という文だったら未来のことを表すのだから ”be going to …” を使い、「彼は」というのは、”He”で、疑問文だから、”Is he going to …” になる、というような仕組みの理解だ。

ネイティブではない第二言語として英語を学んだ人がしゃべれるようになると言うことは、そういった知識に単語を当てはめて自分の言いたい英文を作り出すことができるようになることなんだ。もちろん、”Good morning.”とか、”Nice to meet you.”などの定型的な英文は、考える必要はない。覚えている知識をそのまま使えば良いけれど、何か、自分が欲しいものがある...となると、”want” または “would like”が頭に浮かんで、その前後に必要な単語をつなぐ...という働き(この働きは、ものすごく短い時間に行われる)を通して、言いたいことが口から出てくる。

で、コミュニカティブアプローチだが、このアプローチにより、その言葉の構造や仕組みなどについての概要・アウトラインは、どうやってできるのだろうか。

もし、まったく英語を知らない人がいたとする。(日本に来た途上国の労働者の人の学習を想像すれば良い)必要に応じ、場面に応じた言葉を覚えていく。そういう言葉をたくさん聞いたり覚えたりする中で、次第にその言葉の使い方の決まりが分かってくる...というものだろう。

それって、その言葉を使う機会がものすごく多ければ、確かにそうなるだろうけれど、それには、その言葉を聞いたり話したりする膨大な時間が必要だ。

週に数回、それも1回1時間足らずのコミュニカティブアプローチ体験で、こういった言葉の決まりや文の作り方のコツが飲み込めるだろうか。

そんなことはない! と、筆者は考えている。いや、あるかも知れないけれど、時間がかかるしいつまでも決まった表現、言い回ししかできないままて終わる可能性がある。

だから、その言葉の決まりを、文の作り方のコツを教えることが、初心者が英語などを使えるようになる早道なのだ...と言うのが筆者の主張だ。

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