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体験的知識の相違という...超えがたい壁

英語がある程度以上話せる人にとってオンライン英会話スクールは利用価値が高い...のだが、そこにはいくつか問題がある。その一つが「知識」という壁である。

フィリピンで英会話スクールで教える教員も様々で、学生から熟年まで年齢の幅もあるし(ま、若い人が多いけれどね)、大学を出ただけで英語がしゃべれるというだけの素人に近い人から、フィリピン大学を筆頭に著名大学の言語学科を出て経験を積んだ人まで、英語能力や教員としてのスキルなどにも幅がある。

加えて、経済格差による知識の差ということが上げられる。こんな話はフィリピンの方々に失礼だが...

まず、日本人は金持ちであるということ。あまり普段意識しないけれど、日本の経済力は世界第三位だ(かつては第二位で、やがてアメリカを抜くのではないかと言われた時期もある)。 そのことは、新興国や途上国などを見て回ると実感する。

フィリピンに限らず新興国や開発途上国などでは、車を持っている人は一般に「金持ち」に限られる。庶民で車をもっいる人はそれほど多くはない。そのことは、フィリピン人教員が常々言っている。「今度の教員応募者は『車』で来た」とわざわざ言う。暗に「だからオンライン教員として働くモチベーションが低い」と言っているのだ。私も、フィリピン人はずいぶん知っているけれど、車を所有しいてるフィリピン人は二人だけだ。

一方、日本人はかなりの人が車を持っている。大学を出て就職したばかりの若い人でさえ車を持っている人は多い。車を持っていることは別に「金持ち」である証拠ではなく、ごく一般的なことなんだな。2台3台持つ家も珍しくないし、数年毎に買い換える人も大勢いる。

このことは、海外旅行などについても言える。日本人は平成23年の1年間で 1,700万人が海外旅行をしている。ところが、新興国や途上国で海外旅行、特に観光で行く人の数はかなり限られている。

さて、この「経済格差」と「知識」の関係だが...日本人でオンライン英会話を受ける人、特にもうかなりしゃべれる人の場合は車はたいてい持っているだろうし、海外旅行を経験したことのある人も多いだろう。短期留学経験者も多いと思われる。

さて、こういったことがフィリピン人英語教員との自由会話で問題になることがある。たとえば、自分で車を運転していて事故を起こしたとか、前回行ってきたハワイでの話とか、ロンドンで地下鉄に乗った...などの時に、ちょっと話しにくいのである。というか、具体的体験がないだけに、話が発展しにくいとか、質問がしにくいとか、見当外れになるとか...いずれにせよ、ズレが出るのだ。大変な問題ではまったくないのだけれど...筆者も、話の内容には気をつけている。

もちろん、フィリピンでも車はあふれているし、テレビで海外の街の光景なども見慣れているだろうから一応話は通じるのだけれど...共通体験ではないので、本当に「表面の話」だけになってしまう。「なるほど、たぶんそうだろうね」という訳だ。

こういった点、日本人にはなかなか分かりづらいだろう。

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