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ホームベース教員の問題:管理も訓練も十分にできない

ホームベース教員を雇うやり方は、「ビジネス」としては優れた方法だ。何しろ必要経費が極めて安い。レッスン分だけしか払わないので人件費が安い。コンピュータやインターネットなども、教員が自前で引くので、固定費もかからない。良いことずくめだ。

しかし、「教育」という目で見れば(すみません、教育が本職なのですぐエラソーなことを言い出します)、ホームベースの教員は問題だらけだ。この辺りは、きちんと押さえておきたい。

もちろん、「オンライン英会話の功罪」のカテゴリーで述べたように、「直接英語を話す機会」を提供したと言う意味では、それでも大きな役割を果たしたと思う。だから、ホームベースの教員中心のオンライン英会話スクールでも「教育機関」としての存在異議はあるのだ...が、だ。弊害もあるということ。

その最大のものは、「フィリピン人はいい加減だ」という偏見(あながち偏見とは限らないのだけれど...ま、慣習の違い:みんながいい加減だから...と言う奴)をもたらすということかな。これは、国際化社会を迎える日本では、あまり好ましいことではない。国際化をできるだけ上手に進めるには「偏見」という奴は邪魔になるからだ。 

そのような偏見が生じる理由は明らかだ。ホームベース教員の場合、監督が十分に出来ないためにレッスンのキャンセルや開始時間の遅れ、連絡困難などが生じやすくなるのだ。

それはよく分かる。自分の家からレッスンするわけで、自分で自分の時間や環境をきちんと管理しなければならない。つまり、スケジュールを常に確認し、コンピュータやインターネットを整備して、レッスンが滞りなくきちんとできるようにすることが必要だ。しかし、誰も監督する人がいないと...当然、どこかミスが出てしまう。ましてや、日本みたいに、他人に対してやたら気を遣う几帳面過ぎる文化の国ではなく大らかな明るい国だから、自己管理をきちんとすることを要求することはなかなか難しい。

次に生じる問題は、研修不足による教員のレッスンの質の低さだ。教員の役割の一つは、というか、もっとも重要なものは「正しい知識」、「有用な知識」を教えると言うことだが、ホームベースの教員で、そういった「まともな教育」の訓練を受けているものは少ないだろう。いや、多少は研修は受けていると思う。

ただ、「教える」ということがきちんとできるようになるには、かなりの経験を必要とするんだなぁ。教育に携わって約40年になるけれど、未だに教え方については悩みが尽きない。「教える」ということは難しい仕事なんだ。

では、フィリピン人の教員を訓練するにはどうしたら良いか。これは、オンライン英会話スクールの今後の発展においては避けて通れない点だ。

そういった辺り、ASET も苦労はしているが、徐々に要領をつかみつつあるところ。

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