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オンライン英会話の現地にて(9) 分散型社会、今は?

さて、新分散型社会。

自宅にいて、インターネットとコンピュータで仕事する人が増え、人々は分散して住むようになる...と、トフラーは予言(ちょっと大げさ)した。

それから30年、残念ながら新分散型社会は実現していない。テレワークも増えたし、コンピュータとネットワークの高度な利用によって、会社内の仕事の流れ、方法も大きく変わった。市町村の仕事でも、地域の支所で住民票の発行などができるようになるとか、政府の仕事で、四国に中央省庁の一部が引っ越すとかの動きは見られる。

また、AMAZON とか楽天などに代表されるインターネット通販はどんどん拡大している。日本中どこにいても、気楽に、スピーディに欲しい物が手に入る。さらに、教育の分野でも通信による指導が広まっている。筆者の元同僚のアメリカ人。彼のお子さんは日本に住んでいるが、現在、アメリカの学校に所属していて、通信で授業を受けている。テレビ電話での面接授業だけでなく、実験なども、先生の手引きで自分でやって、レポートもメール添付で出したり、学校のサーバーにアップロードしたりして、普通にこなしている。

しかし、分散型社会と呼ぶには...まだ、ちょっとね。確かに、以前よりも個人の活動が分散してきたけれど...まだ、ちょっと呼べない。

なぜ、それがスムーズに発展しなかったのだろうか。

まず、直接会社に行かなければならない仕事があることだ。販売店の店頭で働く人、各種製造業で働く人、駅員、警察官、運転手などなど、リモートで働くことが不可能な仕事があることだ。こういった仕事の人は、電車が混もうが、道路が渋滞しようが、何があろうが会社に通うしかない。 

こういった仕事は次第に減少すると思う。販売店は次第に通信販売に取って変わられるだろうし、製造業や他の仕事もロボットなどの進化で減少するだろうか。その内、自宅からロボットを操作して...というのは幻想か。 それでも、警察官のパトロールの仕事の代わりに監視カメラなどが広がり(これは、ちょっと問題もあるけれど)、駅のホームドアが普及すると、駅員の仕事が減るだろうし、車だって自動運転が増えれば、運転手の仕事も減るだろう。

ただ、ここで「減る」とは言ったけれど、「無くなる」とは言っていないことに注意して欲しい。五十年後とか百年後はそういう仕事は消えるかも知れないけれど、当面はまだまだ直接、集中型の仕事は必要だ。

そういう訳で、直接、集中型の仕事は減って間接、分散型の仕事が増えるだろう。けれど、いつになったら「分散型社会」が実現するだろうか。案外、実現しないかも知れない。その理由は次回...

おおっと、オンライン英会話と少しずれた話になったけれど...フィリピン発のオンライン英会話は、「分散型」社会の一つの形と言うこともできるのだよ。だって、地方に住んでいる教員を雇って、首都マニラからマネジメントして、レッスンサービスを提供しているのだから。

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